偶然からモノを見つけだす能力―「セレンディピティ」の活かし方 (角川oneテーマ21)



偶然からモノを見つけだす能力―「セレンディピティ」の活かし方 (角川oneテーマ21)
偶然からモノを見つけだす能力―「セレンディピティ」の活かし方 (角川oneテーマ21)

ジャンル:自己啓発,能力開発,意識改革,自己改革,学習,能力発見
人気ランキング:109241 位
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堅く考えないでもセレンディピティで自由な発想

セレンディピティを巡るうんちくと、考察、応用の書です。

難しい科学論からの解説でなく、その言葉の由来を歴史的に
詳細にひもとき、掘り起こしつつ、同時に、
「偶察力」という言葉に置き換えて、
これを一種の「能力」として、仕事に、日常生活に、趣味に
言葉遊びに、知的仕掛けとして使っていこう、というお話です。

驚嘆すべきは、著者の博覧強記ぶりです。セレンディピティ
を巡って、起源、歴史、古典、映画、科学論、科学史、
書籍、新聞、雑誌、ネットなど、おおよそあらゆる
情報ソースを駆使し、ちょっとした日常の場面で、
どんな場合にどう適用していくのが、おもしろいのか、
を、わかりやすく親しみやすい文章で開陳しています。

著者の記憶力と、セレンディピティへのこだわりが生んだ、
驚異の博識ぶりも本書の売りです。
「偶察力」を高める術

 セレンディピティについて、その言葉の由来や能力の高め方といったことなどが全般的に論じられている。
「セレンディピティ」は、狭い意味では「探していたものを、他のものを探しているときに偶然に見つける能力」ということになるだろう。この本ではより広く「偶然を見逃さずに成功につなげる能力」という意味で使っている。著者が編み出した「偶察力(偶然を察知する能力)」という言葉は、とてもしっくりくる。日本語として広まるべきだ。

 最初の3分の1は「セレンディピティ」という言葉の由来について。「セレンディップ(Serendip)の三人の王子」という物語に出てくる偶然についてを、イギリスの書簡王ホレス・ウォルポールが手紙の中で名詞化(Serendipity)したのが始まりなのだそうだ。他にも、この言葉が生まれた18世紀の社会状況や、ウォルポールの生い立ちについてなどが細やかに書かれている。これはこれでよく調べられているとは思うが、話が若干右往左往する感があり、「言葉の由来を知って何になる?」という感はあった。

 だが、そうした感を払拭してあまりあるくらいによく書かれてあるのがそこから先の、セレンディピティを高めるための方法論だ。世界的な革命をもたらした発見の共通点をあげたり、トマス・クーンの唱えるパラダイムシフトとの関係やシンクロニシティという言葉とのちがいなどを述べている。さすがにセレンディピティ研究の先駆者が書いたものだけあり、これは発想に役立つと思うところが多かった(何か所も傍線を引いてしまった)。とくに「7 セレンディピティの向上」の章では、意図的にセレンディピティを高めるための一連のシステムを紹介している。

 偶然という現象自体について述べた本はアーサー・ケストラーの『偶然の本質』などがあるが、この『偶然からものを見つけだす能力』はその偶然を人間の力によってうまく引き出して利用しようというものだ。「自分にできるかも」という期待感をもたせてくれる。また、偶然がともなうブレークスルーは、ともなわないものよりも大きな成果をもたらしうるそうだから、セレンディピティを高めたい気持ちは高まってくる。なんとも魅力ある話だった。
セレンディピティは能力である

ある人から好きな言葉として「セレンディピティ」という言葉をきいた直後にこの本の存在を知った.この本は「セレンディピティ」が何であるのかをしっかりと教えてくれる.単なる偶然ではないのである.能力であり、向上させることが可能である.自分のセレンディピティの向上のために努力をしよう.
良くできた新書 著者が理系出身とはちょっと意外

なんとなく書店で見かけて買ってみた。なかなか面白い。

「セレンディピティ」というやや耳慣れない言葉の語源を紹介し、以降文献上に現れた事例を辿るところから本書は始まる。学問として成立させるには困難が予想されるであろうトピックに向かって、著者はいろいろな例を挙げ「セレンディピティとはどういうものか」を読者に伝えようとしてくれる。

ざっと概念を紹介して、例を挙げながら読者にテーマを手渡す、という点ではよく出来た内容だと感じた。文献を辿る記述は文学者のスタイルに近く、著者略歴を見て理系の方だったのに驚いたくらい。文献の選択も文系・理系双方からなされている。新書としてはよくまとまった良書。一読の価値はあります。
結局、どう生かすかは人それぞれ。。

 この本は、セレンディピティという言葉の語源、この言葉が意味する物をちょっと知りたいという人には向いているでしょう。

 副題にある「セレンディピティの活かし方」という観点からすると、これもセレンディピティ、あれもセレンディピティです。と、著者の例を脈絡無くあげつらっているだけな感じがして(それが実例なのかもしれませんが)内容的な深みが感じられませんでした。結局どう生かすかは人それぞれということなのでしょう。

語源となった寓話「セレンディップの三王子」(邦訳が計画されている?)を読んで自分で考えたほうが良いかも。



角川書店
成功者の絶対法則 セレンディピティ
セレンディップの三人の王子たち―ペルシアのおとぎ話 (偕成社文庫)
セレンディピティの探求―その活用と重層性思考 (角川学芸ブックス)
「幸福な偶然」(セレンディピティ)をつかまえる
セレンディピティ物語―幸せを招ぶ三人の王子




誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法 (DO BOOKS)

幸せをつかむ「気」の活かし方―「気」活用人生論

脳がみるみる若返る速聴ドリル 速聴CD付き

夢は、紙に書くと現実になる!

頭の整理がヘタな人、うまい人 (だいわ文庫)

タイガー・ウッズのスーパーキャディが明かすゾーンメンタルトレーニング―潜在能力を極限まで引き出す「心」のつくり方

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30代で頭をよくする一番いい方法―それは、この「1カ月」で実現する! (知的生きかた文庫)

40歳から何をどう勉強するか (講談社プラスアルファ文庫)




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